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平屋と2階建て注文住宅のメリットを比較
家づくりをしていますと、お客様から様々な質問を頂きます。そんな質問の中から今回の記事では「平屋と2階建て注文住宅どっちがいいの？」という質問に対して記事掲載させて頂きます。今からまたは将来、家づくりをお考えの方のご参考になると幸いです。
平屋注文住宅のメリット
「移動が楽」これは平屋の最大の魅力といっても良いかもしれません。当然ですが、2階はありませんので、階段の上り下りをする事はありませんし、掃除機を抱えて1階と2階を行き来することもございません。
小さいお子様がいらっしゃるご家族様にとっては、構造的な危険が少ないといえます。また、地震や台風などでも平屋の方が強いとされています。
室内に目を向けてみると、風通しが良いとされています。2階建てですと、階段部分で空気の循環が滞りがちになります。その点、平屋は比較的に風が全体的に行き渡ります。間取りにもよりますが、窓を開けるだけで、家全体に風が行き渡らせることもできます。
また家族のコミュニケーションが円滑になるといわれています。こちらもまだ目が離せないお子さんがいらっしゃる場合は、目が行き届きにくくなる心配がないのでメリットと言えます。
家は、経年変化に伴い様々なメンテナンスが必要になりますが、平屋の場合は高さが低いことで外壁塗装する際などの難易度が下がります。やろうと思えば、個人でも可能ですね。2階建てになると足場を組んだりしますので、業者に依頼することが前提になると思います。
バリアフリーで将来を見越して作っておけば年齢を重ねても移動面などで住みやすいですね。
2階建てのメリット
2階建ての最大のメリットは、限られた土地の中で大きなスペースを手に入れることができる点です。単純に考えると、1階部分のスペースを上にもう1つ作れるのですから「大きなスペースを手に入れる」という点では２階建てに軍配が上がります。限られた土地に家を建てる場合には有効な手段といえます。
収納なども平屋に比べ大きくとることができますし、客室などを1階にまとめることで空間のゾーニング（空間を機能や用途別に分けること）が容易です。
プライバシーの確保が容易だということも言えます。2階部分は、外部からの目線が入りにくいので、家族のプライベート空間を守ってくれますし、セキュリティー面においても強いと言えます。
将来的に仮に2階部分を使わなくなったとしても、その部分を倉庫にするなど、モノの保管部屋として有効利用することも可能です。
まとめ
どちらにも魅力的なメリットがあり一概にどちらが良いということは言えませんが、家族構成、家事、コミュニケーション、将来性、安全性、セキュリティーなどの観点から検討され、ご家族が将来の暮らしに適した方を選ばれると良いと思います。
ちなみに、今回は費用面に関しては、比較を行っておりません。例えば、建築面積が同じ（20坪の土地の上に平屋または総2階建てる）場合、平屋のほうが安価になりますが、床面積が同じ（40坪の平屋と20坪の総2階）場合、2階建の方が安価になります。（平屋のほうが基礎工事と屋根工事がほぼ倍になります。）このように建て方によって価格が変化しますので、価格比較は行いませんでした。
